行政任せではダメなんだろうなと藤橋キャンピングベースを通して思う

まもなく1年が経とうとしている藤橋キャンピングベース。この1年間でリピーターも含めて1500人ほどのお客様にお越しいただきました。わずか7サイトほどの小さなキャンプ場に、こんなにたくさんのお客様にお越しいただけたことに感謝いたします。

藤橋キャンピングベースの所在する揖斐川町旧藤橋村杉原エリア(住所としては揖斐川町鶴見ですが集落全体は杉原と呼ばれています)は、藤橋キャンピングベースができるまでの数年から十数年間は人口がゼロ。限界集落を超えてもはや廃村でした。正確には住民票を置いている住人が数人いますが、実際には別の便利な場所に居住しています。

最寄りのコンビニまで25kmというこんな不便な場所に、果たしてお客さんが来てくれるのか?という不安もありましたし、実際に不便さを理由に藤橋キャンピングベース以外のキャンプ場を選ぶキャンパーもいるかと思います。それでも、なんとかギリギリ継続できるかできないかの売り上げに届きそうなところまで来ています。お客様にも管理人をしている弟のちびすけにも感謝です。

旧藤橋村、旧坂内村などの揖斐川町山間部は豊かな自然とそれに基づく観光資源に恵まれています。しかし、実際に観光地として集客できているかと言われるとそうではないように思います。こんなに素敵な場所なのだからもっと多くの人に知っていただき、訪れていただき、観光による売り上げが上がることが、この奥揖斐と呼ばれる山間部地域の持続可能性に重要だと思っています。

それに対して揖斐川町はどれくらい力を入れているか? もちろん何もしていないわけではないのですが、奥揖斐地域に割く力には限度があるようです。広域合併によって、あまりにも広大な山間部エリアを抱えることになったデメリットと言えるでしょう。

まあそもそも「行政がなんとかしてくれる」という発想に限界が来ているのかもしれません。人口が増えて、税収が増えて、行政が様々なサービスを手厚くしてくれた時代とは違いますよね。行政とうまく協力しつつ、自分たちで主導して、奥揖斐地域への集客を図っていかなければと思っています。

そういった目的も併せて、藤橋キャンピングベースへの集客に力を入れ、ももチャンネルMEET-UPやカツオの藁焼き会、天体観望会などのイベントも開催しています。

最近、さらに「ふじはしいんふぉ」というwebサイトをももすけの会社で立ち上げました。思ったら即実行できる。これが僕らのような零細企業のメリットだと思います。完全に費用持ち出しのプロジェクトではありますが、これをきっかけに少しでも奥揖斐エリア旧藤橋村、旧坂内村、旧久瀬村などへの観光客が増えれば、いつかは自分たちに返ってくるのかな?と思っています。

ということで、長くなりましたが、藤橋キャンピングベースで立ち上げた奥揖斐エリアの観光情報ブログふじはしいんふぉを一度ご覧くださいませ。もちろん藤橋キャンピングベースのご利用もお待ちしております。

ふじはしいんふぉ
https://fujihashi.info/
藤橋キャンピングベース
https://fujihashi.info/destination/fujihashi/


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