小規模事業者持続化補助金でのECサイト制作に思ったこと

たまにはお仕事の話も書こうかなと思い立って、気まぐれに書いてみてるももすけです。みなさまお疲れ様です。

ここ数年、小規模事業者持続化補助金を活用してwebサイトをリニューアルしたいとか、ECサイトを制作したいという話が多くなっています。コロナ禍において、広告キャンペーンやイベントごとが減り、仕事が薄くなっている我々にとってもありがたいことです。

自分は、コーポレートサイトやブランドサイトのリニューアルでも、ECサイトの制作でも「目的設定」を大切にしています。例えば、下請けから転換してBtoCに進出したいという大きな目的があって、自社の強みを生かして○○を製品化して売り上げたいという具体的な目的があったとします。そのための手段のひとつとしてECサイトを制作するんですよね。

それが補助金案件だとしても同じだと思っています。補助金が出るから安くECサイトが作れて満足!という話ではないですよね? 補助金事業であろうとなかろうと、目的を達成するための企画やデザインを提案し、制作を実行するのが僕らの仕事です。もちろん、その先のECワイト運営についてもお手伝いしています。

補助金案件って、申請の段階からお付き合いするので案件金額の割に足が長くなります。納品までの時間の長さを考えると、正直赤字だなということが多いです。でも、目的達成を本気で考えたら、そのための企画や制作に時間がかかってしまうんですよね。

と、長くなりましたが、そんなポリシーで仕事をしています。

小規模事業者持続化補助金でECサイトを制作しまくている業者の話

そして、最近聞いたのが電話営業やダイレクトメールを駆使して、小規模事業者補助金を活用したECサイト制作を請け負いまくっている業者の話。そういった事業自体はまったく悪いことではないと思います。この機会にECっていう手立てを多くの中小企業に届けることができるのですから。

ECサイト制作によく使われるのは、小規模事業者持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠というものなのですが、これは補助上限100万円、補助率4分の3になります。つまり134万円くらいの事業計画を立てて、上限いっぱいの100万円補助を受けるというのが良くあるパターン。自分はもちろん134万円で目的に近づくことができる企画・制作を提供しています。

という考え方が当然だろうと思っていたのですが、その業者さんの制作したECサイトを見てびっくり。BASEやSTORESにロゴ画像や10点ほどの商品投入をしただけのECサイトです。。。。いや、BASEやSTORESが悪いって言ってるんじゃないですよ? ももチャンネルのECサイトだってBASE使ってますし、手軽にECできる素晴らしいシステムです。簡単なECサイトと言っても、パソコン操作が苦手なら制作会社に設定を依頼するのもアリだと思います。

ただひ、これで134万円請求するのは信じられない! 別に詐欺とかではないですよ。発注する側も34万円の負担でECサイトが持てるんだから満足してるのかもしれないですし。何も問題はないのかもしれません。

儲かる仕事ってのはこういうことなんだなと…

そりゃ儲かりますよね。BASEやSTORESを使ってECサイト制作をするなら短納期。取り扱うものに合わせてなんとなーくロゴを作って商品を投入してあげれば完了です。

自分も補助金事業でBASEやSTORESを使わないか?と聞かれたら使ったことありますよ。コーポレートサイトをリニューアルして、そこにEC機能をつけたいから、なんとか残りの予算でBASEと連携できるページをサイト内に設けるとか。

儲けたいならこういうことをするんだ…っていう勉強になりました。自分の会社でもやれと言われれば、同じことはできるでしょうね。でもやりたいとは思わないですね。

なんでかって? それは面白くないからです。お金は欲しいけど、それより大切なのは面白いかどうかですよ。目的を達成して、成果が出て、お客さんにも喜んでもらえるから仕事は面白いわけで…。お金を目的に仕事しても面白くないだろうな。いや、でもお金はたくさん欲しい。うーむ。でもできないよなぁ。と葛藤するももすけでした。

という話でした。また時間が取れた時にこういうお話も書いてみます。

WAVE Co.,Ltd


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